猫が突然死で眠るように亡くなる原因5つ~愛猫の死の経験を経て~

猫の病気

突然死とは、外因を除いた予期せず起こった死のことを指します。人でも突然死でなくなる人はいますが、猫も同じように突然死で命を落とす猫もいます。わたしの愛猫もまさに突然死でこの世を去りました。どんな猫にも襲い掛かるかもしれない突然死に、恐怖を感じる飼い主さんも多いかと思います。

そこで今回は、猫が突然死で眠るように亡くなる原因5つと、猫がなくなった後に飼い主がやるべきことを解説していきます。猫と暮らす飼い主さん必見です。

この記事には猫(茶助)の遺体の写真が掲載されています。ご注意ください。

※グロテスクではありません

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猫の突然死とは?

突然死とは、発病後24時間以内に起こる予期しない死のこといいます。その原因はさまざまですが、外因的な理由は含まないので交通事故や転落死などは含みません。

持病の有無・前兆の有無に関わらず突然命を奪われる恐ろしい「死」であるため、若い猫でも突然死のリスクはあります。飼い主も突然愛猫が死んでしまい、精神的ショックも多きく重大なペットロスを抱えてしまう人も珍しくありません。

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猫が突然死で眠るように亡くなる原因5つ

猫が突然死で眠るように亡くなっていた場合は、次のような原因が考えられます。

心不全

心不全とは、心臓に何かしらの異常が生じ心臓の動きが正常に働かなくなることをいいます。猫の場合肥大型心筋症やフィラリア症が原因となることが多いですが、とくに前者は約15%の猫がもっているといわれている病気です。

心不全にも急性のものと慢性のものがあり、急性心不全はとくに前触れもなく発症するのが特徴的で、突然死の原因として多くあげられまます。

心筋梗塞

心筋梗塞とは、心臓を動かす筋肉(心筋)に血液が行き届かなくなり心筋が壊死してしまう病気で、原因には動脈硬化があげられます。猫は人ほど動脈硬化が頻発するわけではありませんが、まったくないというわけでもありません。とくに肥満の猫は心筋梗塞を引き起こしやすいです。

脳梗塞

脳梗塞とは脳の血管がつまってしまい、脳細胞が壊死し正常な働きができなくなる病気です。原因には血栓・腫瘍などがあげられ、早急な手当てが必要となります。この病気も人よりも発生頻度は低いものの、猫の突然死の原因の1つです。

脳出血

脳出血とは脳の張り巡らされた血管が破れ、脳内に出血を起こす病気です。破れて脳に流れた血液がやがて血腫となり、脳がむくみます。脳の血管が突然破れて引き起こされるので、前兆がないことがほとんど。そして長い時間脳が圧迫され続けるとやがて死に至ります。

老衰

老衰とは年齢を重ねることに比例して、身体機能が衰弱していくことです。体内の細胞が寿命を迎えることで、穏やかに死を迎えます。あまり動かなくなる・毛並みが悪くなる・粗相が増えるなどの前兆が現れることが多いですが、年齢のせいと思い「死の前兆」とくみ取る飼い主は少ないです。

猫は7歳を超したころから細胞の活動が緩やかに低下しき、寿命は平均で15歳。とくに11歳をすぎた猫にとって「老衰」は身近にあるものといえます。

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猫が突然死で眠るように亡くなったあとに飼い主がやるべきことは?

愛猫が亡くなったあとは、悲しみにうちひしがれます。しかし愛猫がなるべく早く虹の橋を渡れるように、飼い主はきちんと愛猫を弔ってあげなければなりません。そのためにはまず、葬儀・供養をしてあげましょう

愛猫の葬儀や供養は、ペット葬儀屋や寺院などで執り行うことができます。火葬は大きく分けると合同葬と個別葬に分けられますが、愛猫の遺骨を連れて帰りたいのであれば個別葬を選びましょう。

SHIHO
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基本的に合同葬では遺骨を連れて帰ることはできません。合同火葬された他の動物たちと一緒に、眠ります。

連れて帰った遺骨は猫の好きだった場所や、家族が集まる場所に置いてあげてもいいです。また自宅に庭に散骨しても問題はありません。飼い主がもっともよいと思う方法で遺骨を扱ってあげてください。

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猫が突然死で眠るように亡くなった悲しみを乗り越えるためには?

葬儀・供養を執り行っても心はくすんだままかもしれませんが、愛猫はそんな飼い主を見たくありません。悲しみをのりこえ前を向くことで、愛猫を安心させてあげましょう。

別れを惜しむ

愛猫とのお別れはとてもつらいことなので、別れを惜しみ思い切り涙を流してください。心が暗いまま無理に良い顔をしながら生きていく必要はありません。思い切り泣くことは、愛猫の死を受け入れるためにも大切なことなんですよ。

家族で愛猫の思い出話をする

愛猫の写真や過去の思い出を振り返りながら、家族と会話を弾むのもよいです。愛猫との思い出話に浸り、愛猫への想いを口に出してみましょう。

同じ経験をした人と話をしてみる

猫や犬を亡くした人はこの世にたくさんいます。そしてペットを亡くした経験がある人同士で話をすることで、気持ちを整理できることも。SNSを利用して同じ境遇の人を探してみても良いですし、身近な人に気持ちをぶつけてみても良いです。

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私の愛猫・茶助も突然死で眠るように亡くなりました

愛猫が突然死で亡くなるまで

愛猫が突然死でこの世を去ったのは2023年5月13日のことです。亡くなる前日も当日も、特に変わった様子はありませんでした

亡くなる当日の茶助

いつものように夕飯を食べて、夜になると同居猫たちと一緒に眠りにつきました。その後、深夜に家族が聞いたこともない茶助の叫び声を聞きましたが「またケンカか…」と思い、とくに確認はせずにまた眠りにつきました。

発見直後の茶助

ところが翌朝、母が茶助が死んでいるのに気づきました。最初はハンモックて寝ているだけだと、まさか死んでいるとも思わず、なかなかケージから出てこないことを不思議に思っていたのです。本当に茶助の遺体は、いつもの寝相で眠っているように安らかでした

茶助の死因は原因不明

茶助の死因は原因不明。というのも、解剖はしなかったので最終的な死因にたどり着くことをしなかったためです。あまりにも安らかに死んでいるため、わたしを含め家族は全員解剖を希望しませんでした。

眠るように安らかな茶助

しかしわたしの知り合いの獣医師に意見をもらたっところ、失禁や暴れた形跡がないので不整脈や心筋梗塞のような心疾患が考えられるとのことでした。

骨となった今は死因の確定はできませんが、茶助の命を奪ったのも心疾患のいずれかが濃厚であるようです。

茶助の亡くなったあとは

動かない茶助を心配する同居猫の虎徹

茶助がなくなった後は、その日のうちに近所のお寺で火葬と供養をしてもらいました。合同葬で遺骨は戻りませんでしたが、猫が好きだった茶助は他の動物たちと逝けるほうが良いと思ったため、後悔などはありません。

合同葬式と四十九日を済ませ、今も馬頭観音像のもとで眠っています。1週間ほどは家族が茶助の死を実感できないペットロスがありましたが、遺影をケージのそばに飾り少しづつ日常を取り戻しました。あまりにも突然の死だったので、精神的ショックは大きかったことを覚えています。

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まとめ

猫の突然死は、前触れもなく突然襲ってくるかもしれない恐ろしいものです。今回いくつか原因になるものを紹介しましたが、解剖しない限りその原因を追究するのは難しいかもしれません。

愛猫を突然失う悲しみは計り知れないものです。私自身もそうでした。「なぜそんなに安らかなのに死んでしまったの?」という気持ちでいっぱいになったことです。

しかし愛猫が安心して虹の橋を渡るためにも、飼い主は前を向く努力をしていかなければなりません。もちろん明日明後日でできることではありませんが、ゆっくり自分のペースで気持ちを整理していきましょう

この記事を書いた人
SHIHO

二児の母・老猫2匹と生活。2~3年動物病院勤務(旧動物看護師)愛猫家♪ブログでは「タメになる猫の情報」を公開してます!

ライター歴:1年半
ブログ歴:1か月

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