愛猫を撫でているとき、ゴロゴロとのどを鳴らす音を聞いたことはありませんか?「喉慣らし」と呼ばれますが、猫がリラックスしているときによくみられる行動です。しかしゴロゴロとよくのどを鳴らしていた愛猫が、ある日ゴロゴロを言わなくなって心配になる飼い主さんもいることでしょう。
そこで今回は、猫がゴロゴロ言わなくなった7つの理由と、病気との関係性・対処法を紹介していきます。猫のゴロゴロに関心のある飼い主さん、必見の内容です。
目次
猫がゴロゴロ言わなくなった7つの理由
猫がゴロゴロ言わない理由には、次の7つのような理由があります。
成長したから
猫は成長するとゴロゴロ言わなくなることがあります。そもそもゴロゴロする理由には「母猫に甘えたい」という気持ちもあるため、精神的に成長すればゴロゴロ自体をやらなくなる猫もいるのです。
子猫のときはゴロゴロ言っていた愛猫が、1歳を過ぎたころからゴロゴロ言わなくなった場合はこのような理由であると思っていいでしょう。飼い主的には悲しい気もしますが、猫の成長だと思って受け入れてあげましょう!
撫で方が気に入らないから
飼い主の撫で方が気に入らないと、ゴロゴロ言わなくなることも。主に幸せを感じているときやリラックスしているときにゴロゴロのどを鳴らしますが、撫で方が気に入らずあまりリラックスできないとゴロゴロをやめてしまう猫がいます。
それまでゴロゴロ言っていたのに、撫で方を変えたり撫でる箇所を変えたとたんゴロゴロ言わなくなったら、飼い主の撫で方に不満があるのでしょう。
飼い主に懐いていないから
残念ながら、飼い主と信頼関係が築けていないと猫はゴロゴロ言いません。というのも、ゴロゴロは「甘えたい」ときにも鳴らすもの。しかし、信頼関係が築けていないと猫も甘えようとは思いません。
長時間の留守番を繰り返していませんか?きちんと猫とスキンシップやコミュニケーションをとっていますか?もし猫と関わる時間が少なくないと感じたら、その生活自体を見直してみてください。またゴロゴロ言ってくれるようになるかもしれません。
避妊去勢手術をしたから
避妊・去勢手術をするとゴロゴロ言わなくなる猫もいます。その原因は解明されていませんが、手術をしたことでホルモンバランスが崩れるからでは?とも考えられているようです。
精巣や卵巣は、性ホルモンが分泌される器官。それが取り除かれ気持ちも体も一変してしまうのでしょうか…?詳しいことは不明ですが、飼い主は愛猫の変化を受け入れてあげてください。
ゴロゴロをしない性格だから
猫の性格によってもゴロゴロ言わなくなる猫もいます。たとえば独立心や警戒心が強い猫というのはゴロゴロ言わないことも珍しくありません。また人に甘えることを知らない保護猫にも多いようです。
それまでゴロゴロ言っていても、先述したように成長につれてこれらの心情が芽生ると、ゴロゴロ言わなくなることも。ただそれでも毎日変わりない愛情を注ぎ続ければ、何気ないシーンでゴロゴロ言ってくれる猫もいます。
ゴロゴロの音が小さいだけ
ゴロゴロの音が小さく飼い主が聞き取れていないパターンもあります。猫のゴロゴロの大きさは猫それぞれ!遠くにいても聞こえてくることもあれば、耳を近づけないと聞こえないことも…。
なので急にゴロゴロ言わなくなった?と思ったら、猫のおなかやのど元に耳をあててみてください。小さくゴロゴロと言っているのが聞こえるかもしれません。
体調が悪いから
猫は体調が悪いときもゴロゴロ言わなくなることもあります。それは何かの病気が原因のときもあれば、ストレスが原因となっているとも考えられます。体調がすぐれないときはゴロゴロなんてする気にもなりませんから、その原因を取り除いてあげるようにしましょう。
たとえばストレスが原因と考えれらるなら、猫の生活環境を改善したり、コミュニケーションを増やしたりしてみるといいです。また病気の疑いがあるなら、動物病院へ行きましょう!
猫がゴロゴロ言わなくなったのは病気のサインなの?
ゴロゴロを言わなくなったからといって必ずしも病気というわけではありません。しかし病気でない可能性もゼロではないので、愛猫がゴロゴロ言わなくなったら次のような症状の有無も確認してみてください。
- 下痢・嘔吐はないか
- 発熱していないか
- 食欲はあるか
- トイレはできているか
- いつもより元気がないように感じる
- 活動量が減った
- ぐったりしている
以上のような症状が現れていたら、なにかしらの病気の可能性が高いので動物病院を受診してください。ゴロゴロだけは病気の有無はわかりませんが、そのほかの症状が現れていたら要注意ということを覚えておきましょう。
また今や、キャトログ などの猫の健康管理を自動で行ってくれる超便利アイテムなんかも販売されていますので、そういったものを活用してみても良いかもしれません!
猫がゴロゴロ言わなくなった時の対処法は?
猫がゴロゴロ言わなくなった対処法にコレ!というものはありませんが、まずは生活環境を見直してみるのがおすすめです。
留守番は短くする・トイレをキレイにする・猫が遊びやすい環境を整える・猫とスキンシップをとるなど、改善ポイントはさまざまざあります。
もちろん前述したように病気の疑いがあれば動物病院は必須ですが、そうでない限りは生活環境を見直しつつ、今回紹介したゴロゴロ言わなくなった考えられる理由に合わせて対策してみましょう。
まとめ
愛猫が突然ゴロゴロ言わなくなったら、飼い主は悲しい気持ちと心配する気持ちでいっぱいになると思います。
しかしゴロゴロ言わなくなったとしてもそれがイコール病気ではないので、まずは猫がなぜゴロゴロ言わなくなったのか、今回紹介した理由に当てはまるものはないか確認してみてください!もし当てはまるものがあったら、それに合わせて対処し様子を見てみると良いです。
ただ、もしゴロゴロ以外に気になる症状がみられたら動物病院を受診してくださいね。