猫のルーズスキンが大きい!原因4つと肥満の見分け方を解説

猫の生態

猫は「ルーズスキン」という一見タプタプなお腹をもっています。実はペットの猫だけでなく、ライオン・トラなどのネコ科の動物はみんな持っているものなんですよ!しかし猫のルーズスキンが大きいと「肥満・病気かな?」と不安になる飼い主さんもいるでしょう。

そこで今回は猫のルーズスキンが大きい原因4つと、とくに間違われやすい肥満の違いについてを解説します。猫のルーズスキンが大きいことに心配な飼い主さん、必見の内容です。

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猫のルーズスキンとは?

猫のルーズスキンとは、猫の下腹部(お腹から足の付け根)のたるんでいる部分のことをいいます。「プライモーディアルポーチ」とも呼ばれ、内部に脂肪や筋肉は入っておらず単純に「たるんだ皮」だと思ってください。

ネコ科の動物が持っており、その役割は猫が木に登ったり食いだめをしたり、素早く走れるためにあるものといわれています。そのため体形に関わらずみんな、ルーズスキンがあります。

とはいえその大きさはまちまち。個体差もありますが、活発な猫・骨格がしっかりした猫・短毛種・野生に近い品種が大きい傾向があります

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猫ルーススキンが大きい原因4つ

次のようなことが原因でり、ルーズスキンが大きいことがあります。

成長したため

猫ルーズスキンは成長とともに大きくなっていきます。子猫のときもルーズスキンはありますが小さく目立たないため、飼い主も「ルーズスキンはない」と勘違いしてしまうことも。

ルーズスキンも少しづつ大きくなってくるので、ある程度目立ってくるようになってから「なにこれ!?」となるケースが多いです。

筆者:SHIHO
筆者:SHIHO

我が家の愛猫も気づいたらルーズスキンが大きくなってて、肥満かと思いました(笑)

減量したため

肥満の人が急激なダイエットをすると皮膚のたるみが生じますが、猫も同じ理由で皮膚がたるむとルーズスキンが大きくなることがあります

意図的に肥満の猫がダイエットをしたのであれば問題ないですが、ダイエットをしたわけでもないのに痩せてルーズスキンのたるみが大きくなることがあれば注意が必要です。

避妊手術をしたため

メス猫の場合は、避妊手術でもルーズスキンが大きくなる原因になります。術後にお腹がたるむとびっくりするかもしれませんが、基本的には問題はありません。

またメス猫は、出産の後でも同じような現象が表れることもあります。猫は一度に8匹ほど子猫を妊娠するため、ある程度お腹が膨れます。その後無事出産終えたものの、皮膚はそのままというパータンになることも。

個体差

とくにこれといった理由がなく、シンプルに「個体差」が原因というのも考えられます。人にも背が高い人や顔が小さい人などさまざまな個人差がありますが、猫も同じように同品種とはいえ猫それぞれの特徴があります。

そのためルーズスキンが小さい猫がいれば大きい猫もいて、もし愛猫のルーズスキンが大きいと感じてもそれはその猫の外見の特徴であるとも考えられます

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猫の大きいルーズスキンと間違われやすい「肥満」との見分け方は?

猫の大きいルーズスキンと肥満を見分けるには、次のような方法で猫の「肥満度」を確かめましょう。肥満度が低いのであれば、ルーススキンが大きくても心配はいりません。

肥満かどうかを「体重」で見分けよう

まずは猫の体重を測って肥満度を確かめましょう。猫それぞれの標準体重より、20%増えた場合「肥満」と判断します。猫の品種が分かる場合は、まずは愛猫の品種別標準体重を確認しましょう。

体重の測り方は飼い主が猫を抱っこして測り、飼い主の体重分を引くやり方がおすすめ。測るタイミングは、なるべく食後をさけた時間が好ましいです

猫のボディコンデションスコア(BCS)で見分ける

猫の品種が分からなかったり、しっかり肥満度を確かめるときは猫の「ボディコンディションスコア(BCS)」でチェックしてみましょう。BCSとは猫の脂肪がそれくらいあるかを数値化したもので、数値が大きければ肥満ということになります。

BCSの方法は、猫の全身を見たり触ったりして行います。専門的な道具は不要で、自宅でも愛猫のBCSをチェックすることが可能です。

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猫のルーズスキン=肥満・病気ではない!

ルーズスキンが大きいと一見「肥満」と思われがちですが、体重やBCSをみても肥満ではなかった場合ルーズスキンと肥満に関係性は無いと言えます

そのためルーズスキンが大きくても心配せず、愛猫の特徴だと思いましょう。ただし、もし愛猫に肥満の疑いがある場合は動物病院で相談するようにしてください。放置はNGです。

筆者:SHIHO
筆者:SHIHO

我が家の愛猫ずんだ君は、健康診断で糖尿病がわかりました…。肥満気味の体形だったのですが、本人は元気だったため動物病院に行かなかったのです。今も後悔しています。

また病気(とくに腹水排尿障害)を心配してしまうときは、お腹が大きくパンパンに膨らんだりほかの症状(排尿量・食欲・元気の低下・呼吸が早いなど)の有無を確認しましょう。もし症状がみられたり、判断が難しい場合は早めに動物病院を受診してください。

筆者:SHIHO
筆者:SHIHO

ルーズスキンは触っても中に何もはいっていないのが特徴!

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まとめ

猫のルーズスキンは猫ならすべてが持っている不思議な特徴で、その大きさは大きい猫もいれば小さい猫もいます。そのためルーズスキンが大きいことが、必ずしも肥満・病気ということではありません。

猫に肥満・病気の疑いがないのであれば、大きいルーズスキンもその猫の特徴ということ。心配はないので、ちょっと気になるかもしれませんが…愛猫の大きいルーズスキンを愛してあげてくださいね!

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