愛らしい子猫が一緒に寝てくれるのは、飼い主にとっても癒しの時間ですよね。しかし、なぜ子猫は一緒に寝たがるのでしょうか?そしていつから一緒に寝てもいいのでしょうか?
そこで今回は子猫が一緒に寝る理由・一緒に寝始められる時期・そして一緒に寝る際に注意したい点について詳しく解説します。
子猫の飼い主さん、これから子猫を迎え入れる予定の飼い主さん必見の内容です。
目次
子猫が一緒に寝る理由4つ
1.安心感と温もりを求めている
子猫にとって、一緒に寝ることは安心感と温もりを得られる大切な時間です。
とくに1歳に満たない子猫は母親から離れて不安を感じているため、飼い主の体温や優しい声で安心しようとします。
飼い主は子猫にとって母猫に代わる存在なので、一緒に寝て安心感とぬくもりを感じ取ろうとするのです。
2.母猫に甘えたい気持ちがあるから
子猫が飼い主と一緒に寝たがるのは、母猫に甘えたいという気持ちがひそんでいるためです。
生まれたばかりの子猫は、母猫に完全に依存して生きています。母猫から離れられないほど、強い愛着心を持っているのです。
これは生まれつきの本能のようなもので、無力な子猫は母猫に守ってもらうしか生きる術がないからです。
そのため母猫から離れた環境に置かれると、子猫は必然的に母猫に甘えたくなります。しかし母猫はいないので、母猫代わりの飼い主と一緒に眠ることで、母猫に甘えているつもりなのかもしれません。
3.寝心地がいいから
子猫が飼い主と一緒に寝たがる大きな理由のひとつに、単純に「寝心地がいい」ということがあげられます。
飼い主のひざや腕、お腹という温かくてふかふかな布団は、子猫にとって至福の寝床なのです。
母猫のそばでくつろぐ時と同様に、温かいぬくもりに包まれながら丸くなって眠りたいと強く望んでいます。
飼い主や飼い主が使う布団は、そういった点からも子猫からすると理想的な寝床なのです。何より飼い主の体温とにおいが、子猫をその中に誘うのでしょう。
4.独占したいから
子猫が飼い主と寝るのは、独占したいという気持ちがあることも考えられます。
子猫にとって、飼い主は母猫代わりの特別な存在。そんな特別な存在からの注意や愛情を、一身に受けたいとおもっているのでしょう。
また、まだ小さいながらも縄張り意識を持ち、飼い主も自分の縄張りの一部だとアピールしているのかもしれません。
子猫と一緒に寝るのはいつからOK?
子猫と添い寝できる時期は、子猫の性格や個体差によってさまざまですが、一般的には生後4~5ヶ月頃から可能と言われています。
それ以下の月齢の子猫は体が小さすぎるため、骨折や圧死のリスクを考えると控えたほうがいいでしょう。
子猫と一緒に寝るときの注意点は?
生後4ヵ月以上の子猫と寝るときもいくつか注意点があります。
子猫との距離は保つ
子猫と一緒に寝るときは、密着しすぎずに一定の距離を保ちましょう。
近すぎると飼い主に押しつぶされる危険があります。子猫はまだ小さく抜け出す力も弱いので、寝返りをうっても猫に危害が加わらないような距離を保つことは大切です。
シーツはこまめに洗濯する
一緒に寝る布団は、こまめに洗濯するのも忘れてはいけません。
子猫は、毛やフケ、尿や糞などでシーツを汚してしまうことがあります。これらの汚れを放っておくと雑菌繁殖の原因となり、衛生的に非常によくありません。
毎日猫の抜け毛を取り除くのはもちろん、できるだけ小まめにシーツを洗濯して清潔を保ちましょう。
ノミ・マダニ予防はしておく
ノミとマダニは、動物によく寄生する寄生虫です。そしてこれらの寄生虫は、猫から人にもうつる可能性があり、アレルギーや感染症といった健康被害を引き起こします。
そのため子猫と寝るのはノミ・マダニ予防を行ってからが好ましいです。
まとめ
子猫が一緒に寝る理由は、安心感と温もりを求めている、飼い主を独占したい、甘えたいなどさまざまです。
生後4ヵ月ごろを過ぎれば、子猫と一緒に寝ることもできるでしょう。
ただ子猫と一緒に寝る際には、注意点をしっかりと守り安全に配慮しながら、楽しい癒しの時間を過ごすようにしましょう。