猫がふみふみしない7つの理由!してもらうための対策はある?

猫の気持ち

大人になった猫が子猫のように一生懸命ふみふみしている姿は、飼い主にとって「癒される光景」です。ただし、全ての猫がふみふみをするわけではありません。

なぜかというと成猫がふみふみしないのは、特別珍しいことではないからです。…とはいっても「なぜ愛猫がふみふみをしないのか」その理由が気になる飼い主さんも多いでしょう。

そこで今回は、猫がふみふみをしない理由7つとふみふみしてもらいたいときの対策について解説します。愛猫がふみふみしないことに疑問を持っている飼い主さん、必見の内容です。

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猫のふみふみとは?

猫の「ふみふみ」とは、前足を交互に動かしながら対象物を踏みつける行動のことです。

この行動は主に子ねこのときに必要とされるもので、母乳を飲むときにお母さんのおっぱいを刺激するための行動。なので、成猫になるとこの行動が見られなくなるのが一般的です。

しかし自立心が弱い猫や甘えん坊の猫は、大人になっても続けていることがあります。目を閉じて、ときにはのどをゴロゴロ鳴らしながら心地よさそうにふみふみしてると、多くの飼い主が「かわいいな」とほっこりしてしまうものです。

筆者:SHIHO
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多くの愛猫家さんたちが「ふみふみ動画」をSNSにアップしていますが、どれをみても癒されます(笑)

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猫がふみふみしない理由7つ

しっかり親離れ(離乳)ができている

猫は、生後3~6ヶ月程度で親猫から離乳します。このとき親猫としっかり「親離れ」がうまくできた猫は、ふみふみをしない傾向があります

筆者:SHIHO
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お母さんのおっぱいとしっかり踏ん切りがついているということですね!

性格的にふみふみしない・心が成熟している

猫は、個体によって性格が異なります。そのため自立心が強い性格を持つ猫や、動作自体が苦手な猫などは、ふみふみしないこともめずらしくありません

「うちの子全然ふみふみしないなぁ」と思ったら、まずこの理由を疑いましょう。とくに猫にそのほかの異常が見られず、以前からふみふみしないとわかっていれば、しっかり親離れできている可能性が高いです。「自立できてて偉いね!」とほめてあげてください♪

ふみふみした経験がない

残念ながら母猫と過ごした時間が短いなど、ふみふみをできる機会に恵まれなかった猫は、それをしない(できない)ことがよくあります

筆者:SHIHO
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我が家の元保護猫だった愛猫は、ふみふみなど一度も見たことがありません。どうやら生まれてすぐに母猫と引き離されてしまった過去があるようです。

ペットショップやブリーダーから迎えられた猫にはほぼありませんが、野良猫(母猫と死別など)や無慈悲な人間によって生後すぐ母猫と離された猫に見られます

ストレスや不安を感じている場合

猫はストレスや不安を感じると、ふみふみをすることが多々あります。

しかしストレスや不安が続くとふみふみではなく、うつ伏せになって体を丸める・物を噛む・毛をむしるなどの異常行動をとることが多いです

筆者:SHIHO
筆者:SHIHO

我が家の愛猫は、気づいたら体にハゲをつくっていたことがあります…。ストレスで過剰に体を舐めてしまったようです。

もし心あたりがあれば、猫のストレスの原因を取り除いてあげましょう。

病気やケガをしている

猫がふみふみをしなくなった場合、病気やケガが原因の可能性もあります。「ふみふみできるほど、元気ではない」ということです

たとえば関節の痛みや筋肉のこわばり、内臓疾患があると、ふみふみが難しくなります。猫にほかの症状(食欲・元気の低下など)や気になる所見が見られたら、獣医師に相談しましょう。

ふみふみに適した場所がない

猫がふみふみする行動は、毛布やクッションなど「母猫のおっぱいのような肌触り」のアイテムに出会ったときに見られることが多いです

なのでお気に入りのふみふみアイテムが見つかっていないという理由で、ふみふみをやらないとも考えられます

特にこだわりの強い猫は、一般的なクッションや毛布では満足せずなかなか「最高のふみふみアイテム」に出会えないことがあります。

飼い主に慣れていない

猫がふみふみしない理由の一つに、「飼い主に慣れていない」ことがあります。

猫は警戒心が強い動物で、新しい環境や人に慣れるまでに時間がかかります。飼い主に慣れていない猫は、飼い主のことをまだよく知らないため、ふみふみできるほどの「安心感」がもてないです

そのような状態の猫にふみふみを促すためには、まずは猫に十分慣れてもらうことが第一歩です。

筆者:SHIHO
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初対面でもべったりの猫もいますが、たいていの猫は警官心むき出しです。

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ふみふみしない猫が「ふみふみする」ための対処法はある?

結論から言うと、ふみふみをしない理由が猫の性格や精神的な自立など、猫の根本的な性質によるものである場合、今後ふみふみをするようになる可能性は低いと考えられます

筆者:SHIHO
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我が家の愛猫の1匹は、子猫時代に我が家に来てから一度もふみふみをしたことがありません。精神的に成熟しているのだと思います。

とはいえふみふみをしない猫であれ、飼い主が次のようないくつかの対策をすることで、ふみふみを始めるようになる可能性もないとはいえません。

猫の好きそうなアイテムを用意する

猫がふみふみをしたくなるようなアイテムを用意すれば、始める「きっかけ」をつくることが可能です

たとえばふかふかの毛布やクッションを用意したり…。猫のふみふみ専用クッションといったアイテムも人気があるそうです♪

筆者:SHIHO
筆者:SHIHO

我が家の愛猫(虎徹)は、ヨギボーでふみふみするのがお決まりです(笑)

猫とたくさん触れ合う

猫は、飼い主とのスキンシップを好みます。そのため猫とたくさん触れ合って安心感を与えてあげましょう

たとえば猫を抱っこしたり、撫でてあげたり、一緒に遊んであげたりすると良いでしょう。もし猫が飼い主を母猫のような存在だと感じれば、それをしてくれる日もそう遠くはないかもしれませんね♪

猫のストレスを減らす

先にも述べましたが、猫は強いストレスを感じていると、ふみふみをしなくなることもあるのです。そのため猫のストレスを減らすための工夫をしてあげましょう。

具体的には猫が安心できる居場所を確保する、外出や来客はほどほどにする、騒音をたてないなど。猫がまったりリラックスできる環境を、整えてあげてくださいね。

健康チェックをする

猫がふみふみを避ける理由として、健康上の問題がある可能性があります

骨や関節に異常がないか、その他疾患の有無を確認するため、気になることがあれば獣医師に相談しましょう。健康面の問題が解消されれば、再び始めることがあります

筆者:SHIHO
筆者:SHIHO

体調が悪ければ、ふみふみができなくなるのもうなずけます。

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まとめ

猫がふみふみをしない理由は、さまざまです。自然な理由もあれば、なにかしらの原因によってふみふみをしないということもあります。

前者の場合は猫自身の意思によるものなので、個性として受けとめてあげるのが良いですが、ストレスや病気の場合は、早めに対処することが大切です。

「なんで愛猫は、ふみふみしないのだろう」と思ったら、今回紹介した理由をもとに原因を探ってみてくださいね。

この記事を書いた人
SHIHO

二児の母・老猫2匹と生活。2~3年動物病院勤務(旧動物看護師)愛猫家♪ブログでは「タメになる猫の情報」を公開してます!

ライター歴:1年半
ブログ歴:1か月

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